2022(令和4)年平塚中等ボーダーライン予測②2022.02.06
お待たせしました、適性検査Ⅱの分析です。
適Ⅱでは作文の出題スタイルが変わりましたね!
150字作文→50&80字作文へ、作文嫌いな子はガッツポーズ??
問1
(1)すべて選べ系(易)
解説不要でしょうか。必須の問題です。
①、③は「~いけない」の部分が不適となります。
(2)ア(易)
資料より「議論をかわし、しばらくしたら」「両者の意見を逆にする」or「自分とは反対の意見でディスカッションする」の部分を盛り込んで記述できていればよろしいかと思います。
模範解答以外の解答例)
・議論をかわし、しばらくしたら両者の意見を逆にして議論することで客観的に自分の考えが見えてくる。(47字)
・議論をかわし、しばらくしたら自分とは反対の意見でディスカッションし直すことで相手の立場で考える。(48字)
(2)イ(標準)
・どのような案を出しますか?
・より良い案となるように、どのように話し合いますか?
の2点を盛り込み記述できればよろしいかと思います。
どのように話し合うか?について具体性に乏しいと減点の恐れあり。
解答書式例)
私は「○○」という学級目標の案を出します。より良い案にするために異なる案が出たら□□のような方法で話し合っていこうと思います。
問2
(1)ア(やや易)
音楽との融合問題で過去平成23年度の問題でも出題されていましたね。
音楽・家庭科・体育・図工など融合問題は頻出ですので銀本などで該当の問題を練習することはウチでも取り入れてます(PR!)
1分間に4分音符を120回打つ速さ=60秒で4分音符を120回=1秒で4分音符を2回=1小節2秒で演奏
という流れをまずおさえます。
したがって、
・おどり①+おどり③=(53-13+1)小節+(122-89+1)小節=75小節
・75小節×2秒=150秒=2分30秒
(1)イ(易)
最終手段として全部書き出す!でもできるので易判定。
小節→ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1組 | A | B | C | A | B | C | A | B | C | A | B | C |
2組 | A | B | A | C | A | B | A | C | A | B | A | C |
3組 | A | A | B | A | A | C | A | A | B | A | A | C |
おどり②が81-57+1=25小節
1組3小節ループ、2組4小節ループ、3組6小節ループより最小公倍数12小節、13小節目にまた3クラスの踊りが最初のものへ戻ることを考えて導き出します。
25÷12=2あまり1
上記の表より1小節目、7小節目、12小節目で同じおどりとなりまた最後のあまり1である25小節目も同じおどりとなるので3×2+1=7回となります。
(2)ア(標準)
数字の周りの白い段ボールの人が表裏同じことであり、その人たちを数え出すということに注意できていればそれほど難しくはないと見ます。
「2022」の「××22」の部分を丁寧に処理しましょう。
左から9マス目までの人で表裏白い段ボールの人は40人
左から10マス目~右端までの「22とth」の部分で注意しながら表裏白い段ボールの人は30人
あわせて40+30=70人となります。
(2)イ(やや易)
むしろこのイの方が易しいかも知れませんね。
2022のそれぞれの数字で丁寧にカウントしていきます。
千の位の2・・・11枚
百の位の0・・・12枚
十の位の2・・・4枚
一の位の2・・・7枚
11+12+4+7=34枚
問3
(1)(標準)
やや易にするか迷いましたが、工作の計画内にある「Aは5等分」というワンクッション計算工程が加わるため標準とさせていただきました。140本と解答してしまったお友達はどれくらいいるのでしょうか・・・
高さ14cm÷0.4cm(木材の厚み)=35段
(1段あたり)4本×35段分=140本
この140本は工作の材料を切ったものの本数であり問われていることは「使った工作の材料の本数」である。
したがって140本÷(工作の材料1本で)5本分=28本
(2)ア(やや難)
まず、「何を言っているのかちょっとよくわからない」からのスタートです。
「Bの部分で木材をどのように組み立てて枠を作ればいいのか?」を問われていると言うことに気付けた人はだいぶ楽に進められたでしょうか。
そして「方陣算」でよくでてくる「正方形の並べ方」に気付けばしめたものです。
20÷4=5cm・・・わくで使用する1本の長さ
5+0.4=5.4cm
(2)イ(やや難)
アをスムーズに進められれば問題なし。アができないと連動してイもわからないと思います。
上から見てアで作成したわくをまた方陣算の正方形のように並べます。
すると1辺が5.4+0.4=5.8cmの正方形が出来るので面積は5.8×5.8=33.64㎠
問4
お恥ずかしながらこの問4を解くのに半日かかりました・・・汗)
しばり条件をなかなか見つけることが出来ずドハマリしてしまいました。。。涙
受検生の皆様におかれましてもこの「しばり」を見つけられずにタイムアップもしくは誤解答をしてしまった方も多いのでは?
難易度としてはしばりに気付いてしまえばたいしたことは無いのですが、実際に受けている受検生の立場的にやや難とさせていただきます。
(1)(やや難)
この問題のしばりは「メモにある材料だけを取るように~」というところにあります。
問題文を急いで読み感覚的に最短距離でというミスリードに私はひっかかってしまいました。
実際の通るルートは後日画像でアップしようと思います。
(2)ア(やや難)
まず「たろうさん」がどのようにカードを並べたか。
1右3右1左2左3右2左3右2左3 (17枚)
次に「かなこさん」が枚数が少なくなるように「う」のカードをどこに使用するかを考えると
上記の 右2左3右2左3 の部分に使用できることに気付けば導けます。
1右3右1左2左3 ②右2左3 (14枚)
17-14=3枚
(2)イ(やや難)
まずルートを定め選択肢のカードを並べ替えます。
⑤→③→⑥→②→④→⑧→①
さて、適性検査Ⅱはいかがでしたか?
受検生平均は130~150点位を予想しています。
なによりも処理量の多さと注意力を要する検査だとみています。
適性検査Ⅱにおいては160~180点ほど取れていればボーダーラインに乗ってくるでしょうか。
次回の第3回の考察で人数分布などを考慮に入れて考えてみたいと思います。