2025(令和7)年平塚中等ボーダーライン予測②2025.02.07

適性Ⅱについて進めてまいります。

今回の適Ⅱは難度の差が激しかった。。。

「落としてはいけない問題」と「ナニイッテルカチョットヨクワカラナイ問題」に二分されたイメージを持ちました。

45分という短い時間内で問題の取捨選択をして進めることが出来た受検生が果たしてどれだけいたのでしょうか・・・。

答えを選ぶ方式だからまだ良いものの、選択方式でなく記述式だったら・・・と考えるとゾッとしますね。

特に問2(1)は私、チョットナニイッテルカワカラナカッタので何度も何度も読みました。
問2のおかげで時間内に終わりませんでした(T_T)

問2の資料と会話文を即座に把握できた子は素晴らしいですね!

それではまいります。

問1

(1)Level2

適性Ⅰ同様本文の該当箇所としっかり照らし合わせながら進めれば問題ないでしょう。

(2)Level3

標準レベル問題
恒例の要約です。「漢字で書き表した」「役割」というキーワードをもとに本文内で探せば問題ないでしょう。

問2

問2の難易度設定はもしかしたら的外れなのかもしれません。私個人的には小学校6年生が時間内にこの問題を正しく理解し解けるとはどうしても思えません。(もちろん何人かの優秀な子たちを除く。)

まず(1)「資料」。通常横軸は「時間」を表す概念に人は慣れており、今回の「年生」という横軸を1966年度、2021年度と異なる時間軸と絡み合わせて正しく理解できたかどうか。

次に会話文内の「1966年度は全体の面積767万haのうちの4%」。ここをすぐに理解し、資料のどの部分を使えば良いかわかったかどうか。

次の(2)アは簡単な問題ですが、イが難解。設問の理解から難しく、さらに正解を得るためにチマチマと1年ごとに表を作成しながら落とし穴に引っかからないように進めていかないといけない難度。

(1)アLevel4

2021年度の人工林56~60年度の「154」という数字を正しく使えたかどうかが鍵。
起こりえるミスは、2021-1966=55。55年生を含む「149」という数値を使って計算する誤りです。
横軸が時間を表していないので、自身の手で「1~5年生の下に1966、6~10年生の下に1971・・・」と書き込みながらミスを防止した子の完全勝利ですね!

229-154=75

(1)イLevel5

はい。レベル5とさせていただきました。
767万haのうちの4%、から30.68という数字まで出せたのですがこれがどこを表しているのかわからない。767万haもどこにも書いていないし「???」状態でしばらく何回も何回も問題文を読み返しました。

そしてようやくこの資料の見方に気付き、1966年度の51年生以上の数値「15+8+5+1+2=31」より31÷767×100=4%を求めることができました。

よって2021年度は「149+154+138+86+34+19+16+13+10+9+17=645」
645÷1009×100=63.92・・・

よって64%

(2)アLevel1

急にわかりやすい問題です。
3000本×50ha分×2%=3000

(2)イLevel5

はい。これも難易度高いです。
設問の理解に加え、丁寧な処理が求められます。
どーゆーことをしなければいけないかを下記のような表に起こしてみました。
まず切る木は51年生以上だけということで51年生以上の木が毎年2%ずつ減っていくこと。
次に10年ごとに41年生ランクの木が51年生のランクに繰り上がっていくこと。
90年生以上を出来るだけ残しておきたいと言うことで、繰り上がってきた若い木から先に切っていくこと。

これらを下記のように処理していき、43年目は7%の初期51年生メンバーの木が残るということになります。

1年生11年生21年生31年生41年生51年生
5%8%12%15%20%40%
1年目738
2年目936
3年目1134
4年目1332
5年目1530
6年目1728
7年目1926
8年目2124
9年目2322
10年目25→0258121520+20
11年目220+18
12年目420+16
13年目620+14
14年目820+12
15年目1020+10
16年目1220+8
17年目1420+6
18年目1620+4
19年目1820+2
20年目20→0202581220+15
21年目220+13
22年目420+11
23年目620+9
24年目820+7
25年目1020+5
26年目1220+3
27年目1420+1
28年目1619
29年目1817
30年目20→0202025815+12
31年目215+10
32年目415+8
33年目615+6
34年目815+4
35年目1015+2
36年目1215
37年目1413
38年目1611
39年目189
40年目20→0202020257+8
41年目27+6
42年目47+4
43年目67+2

もちろんこの表の作成は必要なく、51年生の区分だけ43年分丁寧に処理すればよいということになります。

問3

(1)アLevel1

100gで160円、xgで200円。この関係を求めるだけです。

x=125

(2)イLevel3

ようやく問2のような鬼畜問題から脱し、目に見える数量から消去したり倍したり考えながら解いていくスマートな問題へ。

その他のベーコン、ツナ缶は(1)アの流れからそれぞれ金額がわかります。
それぞれの料理の総額よりベーコン、ツナ缶の費用を引き、残額を比較しながら考えていきます。

ポテトサラダと野菜スープはにんじんの数量以外同じですので、金額差はにんじん分の差となりにんじん1/2本の金額を出すことが出来ます。

同様の考え方で進めていき、それぞれの食材の金額が出せればOK
320円(じゃがいも4個)+150円(たまねぎ3/2個)+128円(ベーコン80g)=598円

(2)Level4

一転難問へ
急にこの表がナニヲイッテイルノカワカリニクイ状態で壁となります。
○がそれぞれ違う値、●もそれぞれ違う値であること、投票のしかたを理解しどのように票に落とし込むかを理解することが限られた時間内にスムーズに進めば良いのですが、それがなかなか難しい。

以下、解き進め方です。

・各自10票を分ける。
・4人とも同じ票数の料理がない

以上のことより票数の内訳が(0127)(0136)(0145)(0235)(1234)のいずれかであることがわかります。

次に○がついている料理の票数が全て違うことから多い順に7.6.5.4であることがわかります。
たろう、かなこ、じろう、ひかりの順で○の料理の得票数が多いという発言より、○の票数はたろう7、かなこ6、じろう5、ひかり4であることがわかります。

また、じろうさんの発言で○がついている料理と2番目の差が1票より、(0235)の内訳パターンを削除することができます。

よって、たろう(0127)、かなこ(0136)、じろう(0145)、ひかり(1234)の内訳が判明。

以降、票に数値を埋めながら考えていきます。

最終的にひかりの野菜スープ、ポテトハンバーグは2点か3点か決定しませんが、最大値を求めることには影響しないため決定しなくてOKです。

ポテトサラダが7+3+4+1=15点で最大得点となります。

問4

(1)アLevel2

サイコロの展開図に関する問題はしっかり練習してきているハズです。
見取り図に記号を入れ、展開図に落とし込んでいけば問題ないでしょう。

(1)イLevel4

まず知識として立方体の展開図11種類を持っているかどうか。
次にその中でも今回の図3を満たす展開図は上下3・3で真ん中でくっつく1種類しか無いことにすぐ気付けたかどうか。
あとはその展開図になるよう各面を移動させながら考えれば解けます。

(2)アLevel2

図4の展開図を上面に矢印2種類が見えるよう2通りの見取り図へ変換作成し考えればすぐに解けるはずの問題です。

(2)イLevel4

最後は場合の数との融合問題。
時間制約の点でLevel4にしましたが、時間さえあれば丁寧に矢印を書きながら進め最終的に12種類作れる事象から数字の合計が11となる通りをカウントしてあげる問題です。

適性検査Ⅱについての予想ボーダー

予想平均として適性Ⅰ同様、Level1を9割、Level2を7割、Level3を5割、Level4を2割、Level5を0.5割とし試算してみます。

40×0.9+70×0.7+60×0.5+90×0.2+40×0.05=135点

ボーダーとしては+30~40点の165点~175点といったところでしょうか。

次回は適性Ⅰと適性Ⅱの総合と、今回下がった倍率も加味してまとめを記したいと思います。

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