2023(令和5)年平塚中等ボーダーライン予測①2023.02.04

>>県立中等(相模原・平塚)対策オンライン講座開講!<<

受検生の皆様、保護者の皆様、昨日2/3入試お疲れ様でした<(_ _)>
今年も年一、私の最大の楽しみ「適性検査問題を解く」がやってまいりました(^○^)
受検生のみんなにおいてはそれどころではなかったかもしれませんが、適性検査問題を楽しく解けるって子は合格の一要因だとも思いますので来年以降受検する子たちはぜひ楽しみながら解いてもらいたいと思ってます。

まずは発表された受検者情報から

平塚は当日欠席取消で-12名、相模原はなんと47名もあって倍率が5倍台まで下がっていますね。
コロナの影響なのか別の中学を受験なのかわかりませんがとにかくびっくりしました。

それでは本日、適性検査Ⅰについて考察してまいります。

まず今回問題を見て感じたのは「運ゲー」入ってきたな・・・ということです。
これまでは解答をピタリ賞で当てなければいけなかったような問題でした。ところが今回はちょっとした計算ミスや数え漏れがあっても近似値選択でいけてしまうかもしれないということ。またちんぷんかんぷんでも適当にマークして正答してしまうこともあること。マーク型の悪い影響の方を引っ張ってきたなーと感じました。

同じマークでの答え方にしても正答を選ぶのではなく例えば

「①時②③分」

の①、②、③に当てはまる数字をマークさせるとかあると思うんですよ。

同じ教育委員会の管轄で公立高校入試ではこのように解答させているのに県立中等ではなぜだろう?と素朴に疑問を感じてしまいました。

まあ、こんなこと私が言ってもどうにもならないので先へ進めましょう。

さて、適性検査Ⅰについて難・標準・易の評価をベースに見ていきます。
易はぜひとも取りたいところ、標準も7割は狙いたいですね!

問1

(1)標準

導入は無難に恒例のこの問題。会話文、資料から吟味していきます。
少し理解しにくいところもあるので標準~やや難としたいところです。
②と⑤は計算も入ってくるのでミスしないよう落ち着いて処理できたかがポイントでしょうか。
特に②は初問の緊張の中、述べられていることを「素直に」読み取れたかどうか。

(2)標準

これまでの要約系の問題から80字作文へと変化。
設問に沿って「私は~の問題を解決したいと考えます。問題の解決方法を考えるための思考力を~な方法で身に付けます。」とすっと書けたかどうか。

問2

(1)

ア易

中央編目模様、それ以外のマスを黒模様で埋める敷き詰め。
どちらも必ず1枚以上使用というルールのみの注意点。

イ標準(やや難)

回転させることによる重複を避けながら、黒模様と網目模様の逆転重複も避けてカウントしていく。注意点はその2つ。
※やや難に修正(2/5)

(2)

ア標準

現在ちょっと調べるのが面倒で申し訳ないのですが、銀本か過去問か公中検模試のどこかで類題やった気が・・・。注意点は「展開図のサイコロを組み立ててできる~」、あとは並べ方の条件に沿って考える問題です。
※追記:令和2年適性検査Ⅰです。オンライン土曜講座でも散々注意した箇所でした^^;

イ標準(やや難)

ぱっと見難しそうなのですが、条件に沿ってサイコロの見取り図を書きながら考えればそこまでではありません。
図3の状態で左側面が1の場合と5の場合を考えるだけ。(3は4が手前のためあり得ない)
「左側面が1の場合」Aの面が5となり、Bの面は偶数「2.4.6」の3通り
「左側面が5の場合」Aの面が1となり、Bの面は偶数「2.4.6」の3通り
合計6通り。
※やや難に修正(2/5)

問3

(1)易

全て選べ系のマーク型。会話文、資料を吟味して選択していきます。問1よりは日本語がわかりやすいので易としています。

(2)

ア易

県立中等受検生なら練習を重ねたはず!割合計算問題
335億トン×0.032(3.2%)=10.72億トン
10.72÷12.12×100=88%

イ標準

国語的な読み取りもあるので標準にしましたがやや易~易としたいところ。
14.09億トン×(1-0.46)=7.6086億トン
12.12ー7.6086=4.5114→約4億5000万

問4

(1)

ア易

会話文、表1から選ぶ。③6/7は水曜日でアジサイ公園が休業日であることに注意。

イ標準

あ バ、ア、サの3通り
い バ-ア、バ-サ、ア-サの3通りの組み合わせ
う バ-ア-サの1通り
3+3+1=7通り
私立受験勉強をしてきた子だと癖で3×3×1=9通り!としてしまった子もいたかも。

(2)

ア易

区間にかかる時間
5+3+4+3+4+4+2=25分
区間で停車に要する時間
B駅~G駅の6駅分 1×6=6分
25+6=31分
9:48+0:31=10:19

イ難

これはもう時間内に解かせようとする気がない問題ですね!
様々な条件をひと~つひと~つ丁寧に吟味整理しながら工程表を作りつつ
電車の発着時刻をひと~つひと~つ丁寧に吟味整理しながら進めて行きます。
スイレン庭園に11:30~12:30のあいだに到着しなければいけないので、いきなりスイレン庭園に行くのはNG。10時にならないとバラ、アジサイは開園しないのでまずサツキに行くところからスタートします。

9:00 学校発
9:10 A駅着
9:12 A駅発
9:35 F駅着
9:42 サツキ着
10:12 サツキ発
10:19 F駅着
10:19 F駅発上り電車に乗り
10:27 D駅着
10:36 アジサイ着
10:51 アジサイ発
11:00 D駅着
11:02 D駅発下り電車到着
11:03 D駅発下り電車に乗り
11:19 H駅着
11:30 スイレン着
12:30 スイレン発
12:41 H駅着
12:48 H駅発上り電車に乗り
13:13 B駅着
13:23 バラ着
14:13 バラ発
14:23 B駅着
14:25 上り電車着
14:26 B駅発上り電車に乗り
14:31 A駅着
14:41 学校帰還。。。。

もう、まじかよーって手間でした@@;

さて、適性検査Ⅰだけで見てみるととにかく易ランク問題は絶対に取りたい!
易(90点)+標準を8割(144点)=234点
易(90点)+標準を8割(112点)=202点(※2/5修正)

202点あればかなり余裕があるとみて良いと思います。

ボーダーとして考えるのであれば、標準5~6割で
90点+90点~108点=180点~198点は最低でも取っておきたいところ。
90点+70点~84点=160点~174点は最低でも取っておきたいところ。(※2/5修正)
厳しく見ているのも「マークシートによる運ゲー加算」を考慮しているからです。

平均点はマークシート効果で上昇は必須と見ています。
構成的な難易度は令和2年、令和3年より遥かに難しく感じます。

難易度は令和4年に匹敵するかもしれないと感じる令和5年入試ですが、マークシートによる運ゲー加算のためボーダーは令和4年ほど下がらないと見ています。

書いていて切なくなってきました。。。

頑張って明日は適性検査Ⅱについて更新したいと思います。


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